炭寅 よもやま ウラ ブログ 7

ブログ2日間、お休みして取材旅行に行ってました

というのは嘘で、鹿児島の山奥で瞑想してました

1970年代の話ですが、おそらく地方の山間部の集落では、どの家もニワトリを飼い、採卵し、最終的には、お正月や特別な集まりの時には、その鶏を「つぶし」煮つけや刺身にして食膳に並べていました

子供ながらに、父親がまず大鍋にお湯をわかし、廃鶏を捕まえるとワクワクします・・・

頸動脈を切る

納屋の軒先に逆さに吊るし、血抜きの間、しばらくバタバタする鶏を眺める

静かになったら、煮立った大鍋に入れて、

*ここから子供の出番です

羽をむしる

さばきはじめたら、砂肝の中から、砂やえさを出す

卵管に卵がつらなっていたら大喜びする

ささみはそのまま、もも肉はたたきにして、つまみ食いする

子供は残酷な事が大好きです・・・

最後は

ちょんぎられた足から、腱をひっぱりだして、足を閉じたり、開いたりして、遊ぶ

今だと、動物愛護団体に訴えられそうですが・・・まだ近所にスーパーもなかった頃の山村地域での暮らしです

もちろん、本当に特別な時だけのごちそうでした・・・

大人たちは、鶏の刺身で、焼酎を美味しそうに飲んでいました・・・

ニワトリは、昔も今も人間にとってなくてはならない、貴重なたんぱく源です

命を無駄にせず、必要な分だけ、感謝の気持ちで食べるようにしたいです

今年亡くなった、父の事を、ちょっと思い出しました

2025.6.2

山元正浩

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