幸せを呼ぶ「赤鶏」
「美味しくなれよと育んだ」
自慢の赤鶏
コクと風味が違います。
1988年、日本古来の「味のある鶏」を目指して研究がスタート
「味が薄くて水っぽい」「鶏の味がしない」
欧米から日本にブロイラーがもたらされて以来、 このような声を聞く機会が増えていました。
1988年(昭和63年)、「炭寅」創業者 横尾琢磨は、「昔、日本で食べられていた味のある鶏を復活させたい。」そして更に、「程よい食感で、誰にでも自信を持って勧められる安全な方法で飼育された鶏肉を開発したい!」という思いから、 自社ブランドの鶏を作り出す研究を始めたのです。
400種ある鶏種の中から最高の鶏を目指して
日本にも古来から風味に優れた地鶏がいますが、食感が硬すぎました。
世界最高峰と言われるブレス鶏は風味が抜群で、肉質もほどよくやわらかい。
ただ、非常に高価で、誰もが気軽に楽しめるものではありませんでした。
目標としたのは、養鶏の歴史が400年もある美食の 国「フランス」。
世界で400種ある鶏の中から、よい雛をさがし求める旅が始まりました。
試行錯誤の結果、フランスの赤鶏「レッドブロ」を選びました。
レッドブロは、
【雄:レッドコーニッシュ 雌:ニューハンプシャー】の赤鶏どうしの掛け合わせです。
何百という掛け合わせの中から、理想の肉質を実現する組み合わせを得るまでに、7年もの労力がかかりましたが、手の届く価格でありながら、理想的な肉質と旨味を兼ね備えた「みつせ鶏」が生まれました。
赤鶏とは?
「鶏」といえば、一般的に連想されるのは白い羽。
それは生産性第一に開発された若どりの色です。
しかし、鶏はもともと保護色として赤茶や黒などさまざま な色の羽毛を持っていました。
これらをルーツに持つ鶏はカラー種と呼ばれ、世界的に優良肉用鶏としての地位を確立しています。
赤鶏はこの優良肉用鶏の一種で、畜産市場では質が高く美味しいことで知られています。
「みつせ鶏」は、赤鶏どうしのかけ合わせから産まれた赤鶏です。
「白×白」でも「赤×白」でも理想には届かない。肉質と味を追求した結果、たどり着いた答えが「赤×赤」でした。
生産効率重視ではなく、上質で美味しい鶏肉をお届けするには赤×赤しかないと言うのが、探求の結果でした。
また国内で流通する鶏の中で、みつせ鶏のような優良肉用鶏を両親に持つ赤鶏系の銘柄鶏はわずか約1.5%に過ぎない希少な鶏なのです。
このような強い想いで開発された「みつせ鶏」の肉は、コクがあり、旨みが深く、なめらかでほどよい弾力です。
地鶏ほど硬くないほどよい食感と、余韻のある豊かな風味が特徴です。
素材自体に深い味わいがあるため、シンプルな味付けで素材を活かした料理がよく合います。
そして、みつせ鶏の良質な脂肪分には、「脳が幸福を感じる」成分【アラキドン酸】が多く含まれています。
風味豊かで独特の美味しさと共に、みつせ鶏は皆様に幸せを与える赤鶏なのです。